性感染症のヘルペスやエイズの基礎知識とstdチェック

後天性免疫不全症候群を指すエイズについては、エイズウイルスが感染したことによって、体の免疫力が徐々に低下していくという病気のことです。通常は感染者との性行為による粘膜の接触から感染するものですが、覚せい剤の打ち回しによる血液感染、出産の際の母子感染などもみられます。かつては血友病患者への血液製剤の投与から感染が広がるという薬害問題も発生していました。エイズについては、感染直後には体の免疫反応として発熱、頭痛、リンパ節の腫れなどの症状がみられ、その後体内でウイルスが増殖して免疫力が失われる過程で、肺炎などの日和見感染症にかかりやすくなり、深刻な状態に陥ります。かつては死に至る病として恐れられていましたが、現在では逆転写酵素阻害薬など複数の医薬品の組み合わせによる多剤併用療法が開発されています。
いっぽう、性器ヘルペスは同様に性行為によって感染しやすい病気のひとつで、単純ヘルペスウイルスへの感染によって、性器や周辺に水ぶくれが多数でき、痛み、かゆみなどの症状を呈します。はじめての感染では重症化しやすく、発熱があったり、痛みによって歩行が困難になったりすることがありますが、再発の場合には、比較的症状はおだやかで、水ぶくれのほかには痛みなどの症状はなく、自然治癒してしまうこともあります。
こうしたヘルペスやエイズについての感染がうたがわれる場合は、病院や保健所でstdチェックをしてもらうことが大切です。病院であれば泌尿器科や婦人科にかかるのが適当ですが、こうした施設ではstdチェックとして、主に血液検査や尿検査によって、ウイルス感染の有無や種類を特定します。保健所でのstdチェックのなかでもエイズについては、匿名で受検できるように配慮されています。



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